手作り雑貨 花音(KANON)へようこそ

2017年09月 ≪  12345678910111213141516171819202122232425262728293031 ≫ 2017年11月
TOP未分類 ≫ こぎつね物語 第4話『なみだの味』

こぎつね物語 第4話『なみだの味』


かあちゃんの手紙。何度も何度も読み返しました。
それでも、さびいしい。それでも、かなしい…には違いませんでしたが、ふうの中で何かが変わりました。

(かあちゃんは、いつもどこかでおいらのこと見ていてくれる)
そう思うだけで、体の真ん中があたたかくなりました。

そんなある日の夕方。
≪バーバーン≫とものすごい銃声!!恐さのあまり、思わず外にぽん!と飛び出したふう。
「わっ!!あのうさぎさんがうたれる!!!」
どうして、そんな勇気があったのかわかりません。ふうはなんと狩人の足首に飛び込み、足首をかみました。
「あいたた!」
「はやく、こっちへ!!」
ふうは、うさぎさんを、かあちゃんがつくってくれたお家にかくまいました。

「ありがとう、きつねさん。でも、きつねさんがうたれるかもしれなかったのに、どうしてボクを助けてくれたの?」
「わからないんだ。おいらも体がかってにうごいたんだ。もしかしたら、かあちゃんの手紙を読んだからかもしれない」

そういって、大事な手紙をうさぎに見せました。

「きつねさん、ふうっていう名前なんだね。…ボク、わかった気がする」
「何がわかったの?」
「おかあさんの愛情がいっぱい、いっぱい、いっ~ぱいなんだ。ふうクンの心の中は。ボクもおかあちゃんに聞いたことがあるんだ。たくさんの愛情は、きれいだな~って感じる心や、信じることや、正義感をそだてるんだって。よくわからなかったんだけど、ふうクンのこの手紙よんだら…そのとおりだとおもった」

「よくわからないけど…ありがとう!うさぎさん」
「ボクは、ココっていうんだ」
「ありがとう!!ココ!!」
「でも、本当に恐かったね!恐かったね!よく逃げたね!」

…と言いあい、2匹でやっとこさ泣きました。

でも、そのなみだの味は今までと少し違っていました。しょっぱいような、あまいような…。

                                 ・・・明日、いよいよ最終回。

スポンサーサイト

Comment

編集
ふう君ひとりぼっちじゃなくなって良かった〜お母さんと離れてメソメソしているかと思っていました…うさぎのココ君を助けてあげるその勇気に感動しました!ふう君ココ君お互いに出会えて良かったね★BANさんへ 自転車寒くないですか?こけないように〜
2012年11月16日(Fri) 19:52
編集
エミリー&ハルピーさんへ

お二人が、コメントをくださるおかげで、途中打ち切りもなく(笑)いよいよ次回は最終回です。
うさぎにとってきつねは天敵ですが、とっさの判断ってやつは、弱気を助けるであるんじゃないかと思います。
ありがとうございます!!
2012年11月17日(Sat) 08:06












非公開コメントにする

Trackback

Trackback URL